【Book Review】スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール
【時間管理術について】
◆完璧にやらないことが、すべてをこなす秘訣
・完璧にやらなくていい。自分らしくすることを許す。
→やり遂げる上で邪魔になる自分の癖を受け入れ、利用する。
Ex)夜型人間なら、無理して朝に大事な仕事をせず、朝は運動・瞑想でリラックスし、雑用を済ませ、高い集中力を発揮する夜に仕事を始める。
◆人間は忙しい方が、幸せを感じる。
・シカゴ大学と中国上海交通大学の研究によると、本人が望む以上に強制的に忙しくさせられていたとしても、人間は忙しい方が幸せに感じる。
◆「先延ばし」が、効率を上げる
・最も気がかりに感じていること以外のタスクを、休憩と位置づけ、やるべきことを終わらせる絶好のモチベーションと考える。ストレスを感じがちな人に、有効。生産的に先延ばしすれば、罪悪感を感じなくていい。
【やる気(モチベーション)をどう高めるか】
◆やる気がある、ないは幻想
人間は常に高い意欲・やる気をもっている。
◆やる気がないのは、具体的な方法が見つけられないだけ。
「仕事をやるきが起きない」と不満を言うときは、大体の場合、自分が持っている強い意欲・やる気を満足させる具体的な方法を見つけられないだけ。
そのようっきゅうが満たされない為に、仕事をしようとするエネルギーがなくなる。
すべての人がもっている最も基本的な、前向きなモチベーション
①関係性
他社・コミュニティ、大切にしている目標とのつながりを感じる
②自主性
人生の質を左右するような行動や選択を自由に取れること。
自分の意思でとって行動や選択が、大切にしていることと一致していれば、目標を達成する助けになる
③熟練
取り組んでいることに対する能力があり、貢献できるものがあると自分でもわかり、満足できるような上達や学びがあること。
上記モチベーションが満たされると、人はますます幸福感を味わい、さらに健康になり、人生に満足するようになる。
そして仕事がこうした欲求を満たすのに役立つとき、仕事への「やる気がある」という。
やる気不足が問題ではなく、「自分の欲求を満たす方法を見つけることが大事」。
その手段
◇ジョブ・クラフティング
やる気が起きるカギになる3つの質問
①職場で一番大切な人間関係は?その関係を深めるために何ができる?
②仕事で、あなたの個人的な貢献によって支えられている「目的」「ビジョン」「大きな計画」は?
③自分のキャリアをどう育て、どう伸ばしたいか。一番てっとり早い方法は?
書き出し、上達したいと願うこと。
【目標を現実にする モチベーションを育むためのルール】
◆自分の目標について、考えてみる。なぜ変わりたいのか。
なぜ達成したいのか。心に浮かんだ最初の理由を書き出し、それがどんな種類のモチベーションか、特定してみる。
「なぜ変わりたいか」を考えるポイント
A.賞賛・お金
B.恥をかきたくないから。
C.他社の承認を得ること
D.健康、幸福感、など長い目でみて生活の質を向上するものか
E.その変化は、「心の底からなりたい人物像」を反映しているか
F.その変化は、「やりがいのあるもの」「楽しいと思えるもの」か
→一番強くおもっているモチベーションが、D,E,Fのどれかに当てはまるなら、変われる可能性が高い。
Ex) 「定期的に運動をする」という目標。
A.会社のフィットネスセンターに定期的に通えば、会社から手当が出る。
B.体型に自信がなく、自尊心を高めたい
C.外見をよくして、周囲の人に認められたい。
D.健康になりたい
E.アスリートにあこがれていて、自分もそうなりたいと思う。肉体的能力を伸ばしたい。
F.かつてスポーツが大好きだった。あの喜びをもう一度味わいたい。